ITアウトソーシングとは?概要や導入メリット、業務形態を紹介
こんにちは!楽テルコラム担当です。
DXを活用した革新的サービスを創造したくても、自社内でITシステムを開発・運営することは容易ではありません。ITアウトソーシングなら、デジタル技術のプロフェッショナルによる高度なソリューションが期待できます。ぜひ参考にしてください。
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目次
ITアウトソーシングは
ITアウトソーシングとは、その名の通り「IT関連の業務を外部に委託(アウトソーシング)すること」を指します。
情報通信の高速化やクラウド技術の進化などにより、企業の事業環境は大きく変化しています。生産性向上や新たな価値創造の視点からも、さまざまなIT技術を活用して事業を変革するDX(デジタルトランスフォーメーション)への対応を求められています。
そんな中、セキュリティリスクの脅威やIT人材の不足、コンプライアンスといったデジタル環境への対応に遅れを感じている企業も多いことから、自社のIT分野の業務を外部委託するITアウトソーシングが注目を集めています。
IT関連の専門的知識や実績を持つ外部組織や個人に業務を委託すれば、スピーディーな課題解決につながるでしょう。
ITアウトソーシングのメリット
まずITアウトソーシングについて、主なメリットを4つご紹介します。
ITコストの削減
ITアウトソーシングは、IT関連のコスト削減につながります。
現在、多くの企業の業務がデジタル化する中、IT人材の不足は社会全体の課題とも言われています。IT業務の強化を図るために、優秀なIT技術者獲得のためにコストをかけて取り組んでいる企業もあるでしょう。
一方で、ITアウトソーシングはIT専門の業者に委託するため、一見コストがかさむようにも感じます。しかし、業務の実施そのものを委託するため、IT人材の採用・教育にかかる人件費はカット可能です。結果として、社内に優秀なIT人材を雇うよりも、ITアウトソーシングの方がコストを抑えられる傾向にあります。
コア業務にリソースを充てられる
ITアウトソーシングを上手に活用できると、限られたリソースを企業のコア事業に注力できるようになります。
デジタル技術の進化がめざましい現在、次なる時代への存続をかけるためにもIT関連への対応が求められています。これにより自社のコア業務へのリソースを圧迫するほどの負荷を感じているという声も多いですが、本業による収益に影響が及んでしまっては、本末転倒です。
IT関連の業務をアウトソーシングすることで、ヒト・モノ・カネといった経営資源を売上や利益に直結するコア業務に費やすことができるようになるでしょう。
専門性を高められる
前述のように、IT関連への対応を社内だけで行うのは容易ではありません。実績のあるITの専門業者にアウトソーシングすれば、自社のデジタル技術の専門性を高められます。
加えて、ネットワークの環境下では、情報漏洩やサイバー攻撃といったセキュリティ面の脅威にも対応できなければなりません。
こうした対策も、自社で内製するよりも適切な専門の業者に任せた方が安心です。
ITアウトソーシングの業務形態例
ITアウトソーシングの対象となる業務形態の例をご紹介します。
フルアウトソーシング
IT関連の業務について、一部ではなく全てをアウトソーシングする方法を「フルアウトソーシング」といいます。
ITシステムに関する目的や要望のみを発注者側がまとめ、それに対して企画から開発、運用までを事業者に委託するという仕組みです。
運用アウトソーシング
「運用アウトソーシング」は、すでにあるサーバー・OS等のシステムにおけるインフラ部分のみの運用を外部の事業者にアウトソーシングする方法です。
仕組みとしてシステムなどを持っていても、従業員の知識やリソースの不足から有効活用できていない企業に向いている業務形態です。
ホスティング
事業者が提供するサーバーやシステム、ストレージなどを借りて利用する形態が「ホスティング」です。
運用だけでなく、メンテナンスや機能改善なども外部が行うため、自社で保守管理を行うコストをカットできるとともに、システムの安定運用にも期待が持てます。
ハウジング
「ハウジング」とは、事業者が提供するデータセンターに通信機器やサーバーを間借りする方法です。上記のホスティングとは逆に、自社がシステムを用意して事業者に預ける構造になります。
つまりサーバーの所有権は自社で持ちながらも、機器の保守点検、トラブル対応などは外部に委託するという業務形態です。
ヘルプデスク
IT技術に関する顧客からの問い合わせを受け付ける「ヘルプデスク」もITアウトソーシングの対象です。コールセンターがIT関連の問い合わせ窓口になっている場合も、ここに含まれます。
ヘルプデスクのITアウトソーシングの方法は、専門のオペレーターが企業の代わりに顧客対応をしたり、企業のヘルプデスクの業務時間外のみ受付業務を請け負ったりとなど、いくつかの業務形態があります。
常駐サービス
ITアウトソーシングの発注企業にスタッフを常駐させ、日々サポートを行う方法が「常駐サービス」です。「デスクサイドサポート」とも呼びます。
社内にIT担当を採用しなくても、日常的に起こるITトラブルや従業員からの質問にスピーディーに対応してもらえるのがメリットです。
まとめ
ここ数年でビジネスや生活において「クラウド化」が急速に浸透しているように、ITに関する環境変化はめざましい状況です。そのため、企業がその変化に柔軟に対応していくためには、優秀なIT人材が必要不可欠と言えます。
一方で売り手市場の今、IT人材の獲得は容易ではありません。ITアウトソーシングは、このような課題を持った企業にとって頼もしい存在です。対象となる業務形態を参考に、ITアウトソーシングを検討してみてはいかがでしょうか。
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記事執筆者情報
楽テルコラム編集部
リスティング広告やFacebook広告の運用、プロダクトサイトのSEOなど、広くWEB施策に携わっています。前職では、世界トップクラスのシェアを誇るCRMシステムの導入支援を通して、様々な企業の業務改善に尽力していました。
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好きな料理は「スパイスカレー」です。