顧客管理ソフトおすすめ10選!CRMの比較ポイントを解説
こんにちは!楽テルコラム担当です。
顧客管理ソフト(CRM)のおすすめを、10種類厳選してご紹介します。顧客管理ソフトを活用すると、効率的なマーケティングや営業を実現できるだけでなく、顧客満足度の向上も見込めます。顧客管理ソフトを選ぶポイントも説明するので、ぜひ参考にしてください。
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目次
顧客管理ソフトとは?
顧客管理ソフトとは、以下の顧客情報を管理するソフトのことです。BtoBでは取引先の情報管理に活用します。
- 顧客の氏名、住所、電話番号などの個人情報
- 購入した商品・サービス、購入回数
また、顧客管理ソフトによっては、分析機能やメール配信機能、営業計画管理機能などのさまざまな機能が搭載されていることもあります。いずれも顧客との関係強化に利用でき、効率的なマーケティング・営業に有用です。
CRMを指すことが一般的
顧客管理ソフトは、CRM(Customer Relationship Management)を指すことが一般的です。CRMとは顧客関係管理システムのことで、顧客管理ソフトと呼ばれることもあります。
CRMには次の2つのタイプがあります。
- パッケージ型
- クラウド型
それぞれの特徴やメリット、導入時の注意点について見ていきましょう。
パッケージ型の特徴
パッケージ型とは、ソフトを購入し、パソコンにインストールして使用するタイプのことです。購入時には費用がかかりますが、月々の利用料はかからないため、長い目で見れば割安になる傾向にあります。ただし、メンテナンスの費用はかかります。
カスタマイズの自由度が高く、既存のソフトと連携しやすい点も特徴です。また、基本的に社内のみで使用するため、情報が流出しにくく、セキュリティ性が高いというメリットもあります。
メリットが多い一方で、特定のパソコンでしか利用できないため、テレワークや外部人材による作業には対応できないというデメリットがあります。また、定期的に手動でアップデートする点にも注意が必要です。
なお、オンプレミス型と呼ばれるタイプのCRMも、パッケージ型と同じく購入して特定のパソコンにインストールするため、初期費用やメンテナンス費用はかかるものの月々の利用料はかかりません。ただし、オンプレミス型はサーバーから構築するため、パッケージ型と比べ、導入時の費用が高額になります。
クラウド型の特徴
クラウド型とは、ソフトを購入するのではなく、オンラインで利用するタイプのサービスのことです。サービスに契約すると、IDとパスワードが発行されます。インターネットに接続しているなら、どのパソコンでもIDとパスワードで利用できるため、同時に大勢が作業したり、テレワークや外部の人材が作業したりすることも可能です。
また、初期費用が安価で、自動アップデートに対応し、メンテナンス費用がかからない点も特徴です。ただし、月々の利用料はかかります。また、カスタマイズの範囲が狭いため、導入する前に自社に適したサービスか吟味する必要があります。
SFAとの違い
SFA(Sales Force Automation)とは、営業支援ソフトや営業支援システムと訳されるサービスのことです。営業プロセスを可視化し、ファーストコンタクトから受注までの顧客・営業担当者のアクションを細かく管理するなど、以下の機能が搭載されています。
- 顧客情報管理(個人情報、商談履歴など)
- 案件情報管理(営業担当者、相談進捗、見積もり・売上など)
- 営業行動管理(営業担当者個々の行動、成果、実績など)
- 予実管理(予算と実績を比較した目標達成率、予算の使い方の分析・評価など)
MAとの違い
(Marketing Automation)とは、マーケティング活動を自動化するソフトやシステムのことです。顧客のニーズを予測し、営業担当者が適切なタイミングでアプローチできるようにサポートしたり、マーケティング施策の効果を測定したりします。
MAは、CRMやSFAと連携して利用することが一般的です。また、MA・CRM・SFAには重複する機能も多いため、無駄なコストが生じないように計画的に導入することが必要です。
顧客管理ソフトを利用するメリット
名簿を作成して顧客情報を管理することは、多くの企業で実施されてきました。しかし、書き込める内容が少なく、原本が一冊のみという状況から、情報共有が難しいという課題もありました。
顧客情報をより効果的かつ効率的に活用できるのが、顧客管理ソフトです。顧客情報を紙の名簿ではなく顧客管理ソフトで管理することには、次のメリットがあります。
- 顧客情報を正確に管理できる
- 顧客情報を社内で共有できる
- 顧客満足度の向上が見込める
それぞれのメリットについて見ていきましょう。
顧客情報を正確に管理できる
顧客管理ソフトなら、パソコンさえあればどこからでもアクセスでき、その場で顧客情報を更新できます。
たとえば、接客した販売員や顧客にメールやDMを送った営業担当者が、アクションをしたその場で顧客管理ソフトにアクセスし、顧客との関係を記録します。その場で記録するため、正確な情報を残せるでしょう。一方、紙の顧客名簿の場合は書類棚から取り出して書き込む必要があるため、社外や販売店舗で顧客と接したときはその場で記録ができず、忘れてしまったり間違った情報を書いたりするかもしれません。
また、顧客管理ソフトを使って顧客情報を管理する場合、アクセス権限さえあれば誰でも情報を記録できます。顧客に接したすべての人が記録できるなら、伝聞にならず、さらに情報が正確なものになります。
顧客情報を社内で共有できる
顧客情報を社内で共有できるのも、顧客管理ソフトのメリットです。紙書類の顧客名簿で顧客情報を管理する場合、顧客についての有用な情報がすべて記載されていても、名簿が手元にないときは確認できません。そのため、せっかくの有用な情報が共有されず、ただ管理しているだけといった状況になってしまうことがあります。
また、顧客管理ソフトで情報を管理すると、場所や時間を問わず情報を共有することが可能になります。アクセス権限さえあれば、マーケティング部署や営業部署などの部署にかかわらず情報を利用でき、顧客に適切なマーケティングや営業を提供できるようになるでしょう。
たとえば、顧客が販売店に訪れたときにも、顧客管理ソフトの情報は有用です。先に顧客の名前や登録IDから今までの購入履歴を把握しておけば、顧客に必要な商品や好みのサービスをスムーズに勧められ、営業効率が高まります。
顧客満足度の向上が見込める
顧客管理ソフトで顧客との関わりをすべて管理すれば、今までの関わりを反映したアプローチが可能になります。営業効率が高まるだけでなく、顧客が意思決定するまでの時間や購入にかかる時間を短縮でき、顧客にとっても効率性の高い体験を得られます。
また、自分に必要な商品・サービスを紹介してくれたという経験が深い満足感につながり、顧客満足度の向上にも役立つでしょう。顧客満足度が向上すると、将来的なつながりも期待できるため、リピート購入や別商品・別サービスの購入も期待できます。
顧客管理ソフトの注意点
顧客管理ソフトは、顧客情報を正確に管理できるだけでなく、効率性の高いマーケティングや営業につながり、顧客満足度も向上できます。しかし、やみくもに導入しても、期待する効果を得られるとは限りません。顧客管理ソフトを導入する前に、以下のポイントについても検討しておきましょう。
- 導入コスト・維持コストがかかる
- 成果が得られるまでに時間がかかる
それぞれのポイントについて説明します。
導入コスト・維持コストがかかる
顧客管理ソフトを導入すると、コストがかかります。とりわけパッケージ型とオンプレミス型は導入コストが高く、負担に感じるかもしれません。クラウド型の顧客管理ソフトは初期費用が安価な傾向にありますが、月額料金がかかるため、毎月の負担は増えることになります。
導入するときは、期待できる効果とコストを比較し、効果が十分に大きいことを確認しておきましょう。また、パッケージ型・オンプレミス型・クラウド型のどのタイプが自社に適しているか、どのソフトが適切かを熟慮し、途中で別のタイプやソフトに乗り換えずに済むようにしておくことも大切です。
成果が得られるまでに時間がかかる
顧客管理ソフトを導入すれば、営業効率が高まり、顧客満足度が向上するわけではありません。成果を得られるまでには時間がかかる点も、十分に把握しておきましょう。
また、成果を得るためには、顧客管理ソフト導入の目的と使い方を社内で共有し、誰もが利用できる環境を構築しておくことも必要です。顧客管理ソフトでどのようなマーケティング・営業を実現したいのか、どのような状態を理想とするのか、事前に社内で話し合い、明確な意図を持って導入しましょう。
顧客管理ソフトおすすめ10選
顧客管理ソフトは、クラウド型が主流です。パッケージ型やオンプレミス型と比べると初期費用が安価で、万が一、自社に合わないときでも乗り換えやすいというメリットがあります。また、自動的にアップデートされるため、手間やコストをかけずに新しく適切な状態で利用できるのもクラウド型のメリットです。
おすすめの顧客管理ソフトを10種類ご紹介します。ぜひ参考にしてください。
楽テル
初期費用 | 150,000円~ |
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月額料金 | 80,000円~ |
無料お試し | あり |
特徴 |
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※税抜き
楽テルは、コールセンターやヘルプデスクの電話対応業務を支援するクラウド型の顧客管理システムです。また、無料お試し期間終了後に自動的に課金されることがないため、気軽に試せるのも特徴です。
Salesforce Sales Cloud
初期費用 | 要相談 |
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月額料金 | ユーザー1人あたり3,000円~ |
無料お試し | あり |
特徴 |
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※税抜き
Salesforce Sales Cloudは、カスタマイズ可能なクラウド型のCRMです。プランによってはコーチングなどの専門家サポートも受けられ、積極的かつ戦略的な営業施策に役立てられます。
Zoho CRM
初期費用 | 無料 |
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月額料金 | ユーザー1人あたり1,960円~ |
無料お試し | あり |
特徴 |
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※税抜き
Zoho CRMは、電話やメールも一元管理できるクラウド型のCRMです。拡張機能が多くあり、ビジネス運用やニーズに合わせて適切なプログラムとしてカスタマイズできます。
GENIEE SFA/CRM
初期費用 | 要相談 |
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月額料金 | 29,800円~ |
無料お試し | あり |
特徴 |
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※税抜き
GENIEE SFA/CRMは、シンプルで使いやすいインターフェイスが特徴のクラウド型CRMです。ドラッグアンドドロップでデータ移行できるため、導入から利用開始までの期間が短いことも特徴です。
Kintone
初期費用 | 無料 |
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月額料金 | 3,900円~ |
無料お試し | あり |
特徴 |
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※税抜き
Kintoneは、業務アプリを自由に作れるノーコード・ローコードツールです。CRMなどのツールも、自社の状況に合わせて開発できます。無料お試し期間が30日と長めのため、十分に試してから導入できるのも特徴です。
Yappli CR
初期費用 | 要相談 |
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月額料金 | 要相談 |
無料お試し | なし |
特徴 |
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Yappli CRMは、アプリで簡単に顧客管理ができるサービスです。サポートが手厚く、使い方を相談しながら自社に合わせてシステムを構築できます。
desknet's CAMS
初期費用 | 要相談 |
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月額料金 | 150,000円~ |
無料お試し | あり |
特徴 |
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※税抜き
desknet's CAMSは、問い合わせ対応の効率化を図れるクラウド型システムです。使いやすいインターフェイスで、導入したその日から顧客管理に活用できます。また、顧客情報を蓄積し、適切なDM作成・送信が可能です。
Mazrica Sales
初期費用 | 無料 |
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月額料金 | 27,500円~ |
無料お試し | あり |
特徴 |
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※税抜き
Mazrica Salesは、現場ファーストの顧客情報管理を可能にするクラウド型CRMです。入力自動化サポート機能もあり、使い続けやすいシステムです。
Knowledge Suite
初期費用 | 要相談 |
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月額料金 | 10,000円~ |
無料お試し | あり |
特徴 |
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※税抜き
Knowledge Suiteは、SFAの機能も搭載したオールインワン型のクラウドCRMです。営業日報に入力するだけで簡単に顧客情報を管理でき、営業効率向上に活用できます。
HubSpot CRM
初期費用 | 無料 |
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月額料金 | 無料 |
無料お試し | あり |
特徴 |
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※税抜き
HubSpot CRMは、無料で利用できるCRMです。好きなタイミングで必要に感じた機能だけを有償版に変更するタイプのクラウドサービスのため、永久的に無料で使い続けることも可能です。自動的に新しい情報が反映されるコンタクトリストで、コンタクト管理の手間が省けます。
顧客管理ソフトを選ぶポイント
無料お試しできる顧客管理ソフトも多数ありますが、何社ものサービスを試すとなると、時間がかかり、通常業務に支障が生じる可能性があります。少ないトライアルで適切なサービスを選ぶためにも、次のポイントに注目してください。
- 利用できるOS・デバイスが多いか
- 利用目的と合っているか
- セキュリティ対策はどのように実施しているか
- 自由記入欄があるか
それぞれのポイントを説明します。
利用できるOS・デバイスが多いか
クラウド型のサービスは、特定のパソコン以外のデバイスでも利用できる点がメリットですが、対応しているOS・デバイスが少ないとメリットを享受できません。営業担当者や販売員が各自のパソコン、スマートフォンで情報を入力するためにも、対応しているOS・デバイスが豊富であることが必要です。
利用目的と合っているか
評判が良い顧客管理ソフトであっても、自社の目的や使い方と合っていないと期待する効果を得られません。まずは顧客管理ソフトで何を達成したいのかを明確にし、目的達成に役立つ機能を備えているものを選びましょう。導入までに相談できるサービスがあると、自社の目的に合うか確認しやすくなります。
操作性は高いか
使いにくいサービスなら、徐々に使わなくなってしまう可能性があります。目的を達成するためにも、操作性が高く、使い続けやすい顧客管理ソフトを選びましょう。無料トライアルサービスがある顧客管理ソフトなら、操作性を確認してから導入しやすくなります。
セキュリティ対策はどのように実施しているか
大切な顧客の情報を扱うため、セキュリティ対策が万全であることは必要不可欠です。どのようなセキュリティ対策を実施しているのか確認しておきましょう。また、常に新しいセキュリティサポートを受けるためにも、こまめにアップデートしているかどうかも確認してください。
自由記入欄があるか
顧客情報の項目に、自由記入欄があることも大切なポイントです。自由記入欄があると、顧客に対するちょっとした気づきなどを残せるため、顧客への対応にも反映しやすくなります。カスタマイズ性の高い顧客管理ソフトなら、自由記入欄や自社で必要な項目も追加しやすく、質の高いサービス提供を実現できるでしょう。
まとめ
顧客管理ソフトを導入することで、質が高く効率の良いマーケティング・営業が可能になります。顧客管理ソフトによっては、社員間のコミュニケーションや売上管理にも活用できるなど、多彩なサービスを提供しています。紹介した情報も参考に、自社に合った顧客管理ソフトを見つけてください。
使いやすさにこだわってCRMを選びたい方には、クラウド型CRMの楽テルがおすすめです。顧客情報を一元管理できるだけでなく、社員の業務負担軽減に役立つ機能が豊富に搭載されています。利用料金は月額80,000円~、初期費用は150,000円~です。無料トライアルも可能です。ぜひお気軽にお問い合わせください。
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記事執筆者情報
楽テルコラム編集部
リスティング広告やFacebook広告の運用、プロダクトサイトのSEOなど、広くWEB施策に携わっています。前職では、世界トップクラスのシェアを誇るCRMシステムの導入支援を通して、様々な企業の業務改善に尽力していました。
楽テルのコラムではコールセンターやインサイドセールスにおける業務効率化・顧客満足度向上などの例をご紹介していきます!
好きな料理は「スパイスカレー」です。