クラウド型顧客管理システム(CRM)のおすすめ14選!選び方も解説
こんにちは!楽テルコラム担当です。
クラウド型顧客管理システム(CRM)には多くの種類があり、どれを選ぶべきか迷っている方も多いでしょう。今回は、自社に合った理想的なクラウド型顧客管理システムを見つけたい方に向けて、おすすめのシステム14選や選び方、活用方法などを紹介します。
コールセンターの業務効率と対応品質の両方を上げるには
電話対応業務における大きな課題である「オペレーターの対応時間」や「オペレーターの対応品質のバラつき」。
これらの課題解決に有効なのが、クラウド型CRM・CTIシステムです。
着信時ポップアップやIVR(自動音声応答)、自動文字起こしなどの機能を活用することで、コールセンター業務の質と両方を、大きく改善できます。
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目次
クラウド型顧客管理システム(CRM)おすすめ14選
クラウド型顧客管理システム(CRM)には多くの種類があります。システムを導入する際は、それぞれの特徴や機能、料金プランなどを理解し、比較検討することが大切です。
ここでは、おすすめのクラウド型顧客管理システムを14個紹介します。なお、料金は2023年11月時点の金額です。
1.楽テル
楽テルは、コールセンターやヘルプデスクの電話対応業務を効率化できるクラウド型顧客管理システムです。着信が来ると、顧客名や対応履歴などが自動で表示されます。顧客情報を確認しながら問い合わせに対応できるため、問い合わせ対応の品質を向上したい場合におすすめです。
そのほか、架電履歴やリストのステータス管理、営業担当者ごとのアポイント獲得数など、アウトバンド管理にも対応しています。
料金は以下のとおりです。
初期費用 | 150,000円~ |
---|---|
月額料金 | 80,000円~ |
各CTIシステム費用 | - |
2.eセールスマネージャー
eセールスマネージャーは、多くの企業に導入されている顧客管理システムです。顧客情報はもちろん、案件や商談、スケジュールを管理できるほか、日報機能も搭載されています。
eセールスマネージャーの魅力は、情報入力の手軽さです。情報を入力すると、関連するほかの項目すべてに入力内容が自動で反映されます。
料金は以下のとおりです。
1ユーザーあたり月額料金(税抜) | |
---|---|
スタンダード | 11,000円 |
ナレッジシェア | 6,000円 |
スケジュールシェア | 3,000円 |
3.Salesforce Sales Cloud
Salesforce Sales Cloudは、SFA機能も兼ね備えた顧客管理システムです。
機能が充実しているのが特徴で、顧客管理や案件管理、見込み客管理のほか、売上予測やOutlookとの連携などもできます。豊富な機能を活用することで、新規顧客の開拓や成約率のアップなど目指せるでしょう。
料金は以下のとおりです。
1ユーザーあたり月額料金(税抜) | |
---|---|
Essential | 3,000円~ |
Professional | 9,600円〜 |
Enterprise | 19,800円~ |
Unlimited | 39,600円~ |
4.SanSan
SanSanは、名刺管理や顧客情報管理が可能なツールです。
名刺データを効率的に取り込んで管理できるほか、顧客の業種や従業員規模、財務情報といった詳細情報、問い合わせフォームの入力内容など、顧客に関するさまざまな情報を管理できます。受注確度や顧客が抱える課題などを分析する際に役立つでしょう。
詳しい料金については、見積もりを依頼して確認してください。
5.kintone
kintoneは、カスタマイズ性に優れた業務改善プラットフォームです。顧客管理機能以外にもさまざまな機能があり、必要な機能を追加してアプリを作成できます。
たとえば、kintoneを顧客管理システムとして使いたい場合は、1つのアプリに顧客情報や案件進捗、クレーム管理、契約書管理といった項目を追加できます。
料金は以下のとおりです。
1ユーザーあたり月額料金(税抜) | |
---|---|
スタンダードコース | 1,500円 |
ライトコース | 780円 |
6.ZohoCRM
Zoho CRMは、顧客管理機能とSFA機能を搭載した顧客管理システムです。
電話やメール、SNSなど、幅広いチャネル上での顧客とのやりとりを一元管理できます。顧客とやりとりするチャネルが増え、情報の管理や統合に課題を感じている方に適しています。
年間契約の場合、料金は以下のとおりです。
1ユーザーあたり月額料金(税抜) | |
---|---|
スタンダードコース | 1,680円 |
プロフェッショナル | 2,760円 |
エンタープライズ | 4,800円 |
アルティメット | 6,240円 |
7.Microsoft Dynamics 365
Microsoft Dynamics 365は、Microsoftの複数のアプリケーションがセットになったものです。
その中に「Microsoft Dynamics CRM」が含まれており、顧客管理機能を利用できます。
Microsoft Dynamics CRMは、拡張機能を利用して柔軟にカスタマイズできるのが魅力です。ダッシュボードやダイアログ、ドキュメント管理、目標管理といった多くの機能を利用できます。
料金は以下のとおりです。
1ユーザーあたり月額料金(税抜) | |
---|---|
Business Central Essentials | 8,750円〜 |
Business Central Premium | 12,500円〜 |
Customer Service Professional | 6,250円(2人目以降は2,500円) |
Sales Professional | 8,125円(2人目以降は2,500円) |
8.Synergy!
Synergy!は、顧客情報の管理はもちろん、オプションでフォーム作成、メール配信、LINE配信などの機能を利用できます。
特に、顧客情報のデータベースと連動したメール配信機能があるのがポイントです。顧客の属性やステータスに応じて、適切なメールを自動で配信できます。
料金は以下のとおりです。
データベース/フォーム(基本機能) | 初期費用:118,000円 月額料金:15,000円〜 |
---|---|
メール配信 | 初期費用:30,000円 月額料金:10,000円〜 |
LINEへの配信 | 初期費用:30,000円 月額料金:0円〜 |
アンケート | 初期費用:30,000円 月額料金:15,000円〜 |
Webパーツ | 初期費用:30,000円 月額料金:10,000円〜 |
9.FlexCRM
FlexCRMは、導入ハードルの低さが魅力な、リーズナブルで高機能な顧客管理システムです。
データベースの作成にあたって、業種や業態別のテンプレートを利用できます。また、Excelや名刺管理ツールといった既存システムのデータも利用できるため、簡単にデータベースを構築できるのが魅力です。
モバイル端末にも対応しているため、外回りが多い営業担当者にとっても使いやすいでしょう。
料金は以下のとおりです。
スタンダード | 初期費用:無料 1ユーザーあたり月額料金:1,200円 |
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プレミアム | 初期費用:無料 ユーザーあたり月額料金:2,000円 |
エンタープライズ | 初期費用:別途見積もり ユーザーあたり月額料金:オープン価格 |
10.HubSpotCRM
HubSpot CRMは、世界各国で利用されている顧客管理システムです。マーケティング、営業、カスタマーサービス、コンテンツ管理、オペレーション業務と、顧客に関する幅広い業務が1つのプラットフォームに集約されています。
複数の機能が無料で利用できるのが魅力です。有料プランでは、さらに営業プロセスの管理やカスタムレポート機能などを利用できます。
料金は、ツールやプランに応じて異なるため、詳しくは問い合わせてみてください。
11.formrun
formrunは、フォーム作成や運用を効率化できる顧客管理システムです。
40種類以上のテンプレートを利用して、数分でフォームを作成できます。また、ユーザーのストレスや入力ミスを防げる入力支援機能もあるため、顧客の離脱を防止して申し込み数アップを期待できます。
料金は以下のとおりです。フォーム作成数や機能に応じてプランが分かれています。
月額料金(税抜) | |
---|---|
FREE | 0円 |
BEGINNER | 3,880円 |
STARTER | 12,980円 |
PROFESSIONAL | 25,800円 |
12.Knowledge Suite
Knowledge Suiteは、顧客管理やSFA、グループウェアなどの機能がまとまった統合アプリケーションです。
顧客管理機能が搭載されているのは、「GRIDY 名刺CRM」です。名刺情報をデジタル化できるサービスであり、取り込んだデータは「GRIDY SFA」の顧客データに反映されます。
料金は以下のとおりです。
月額料金(税抜) | |
---|---|
グループウエア | 10,000円 |
SFAスタンダード | 50,000円 |
SFAプロフェッショナル | 80,000円 |
13.Mazrica Sales
Mazrica Salesは、顧客や案件、行動、名刺など、営業活動に必要な情報を一元管理できます。
また、AI機能が搭載されており、これまでのデータから受注確度や契約予定日、契約金額などをAIが算出してくれます。名刺管理機能でも、AIが名刺の文字データを認識して、自動でデータを登録してくれます。
料金は以下のとおりです。
月額料金(税抜) | |
---|---|
Starter | 27,500円〜 |
Growth | 110,000円〜 |
Enterprise | 330,000円〜 |
14.Liny
Linyは、LINEマーケティングや顧客管理に必要な機能が搭載されたシステムです。LINE公式アカウントの配信や運用、管理をサポートしてくれるため、LINEマーケティングを強化したい方に適しています。
顧客とのやりとりを通して、顧客の属性や好みといった情報を自動で収集し、それぞれに応じた情報を配信できるのが魅力です。
Linyの導入・運用には、初期費用と月額料金がかかります。料金は、問い合わせて確認してください。
クラウド型顧客管理システムとオンプレミス型の比較
クラウド型顧客管理システムとは、インターネット上で利用できる顧客管理システムのことです。
顧客管理システムには、オンプレミス型とクラウド型があります。
オンプレミス型は、自社でサーバーやソフトウェアなどを保有し、システムを運用・構築するタイプです。システムを利用する際は、ソフトをインストールする必要があります。
クラウド型は、外部の事業者が提供するITサービスをインターネット上で利用するタイプです。インターネット環境があれば、時間や場所を問わず利用できます。また、自社でサーバーを用意したり、保守管理をしたりする必要がありません。
クラウド型顧客管理システムの主な5つの機能
クラウド型顧客管理システムには、主に以下のような機能が搭載されています。
- 顧客情報の管理・検索・分析
- 顧客へのメール配信
- 問い合わせ管理
- 名刺管理
- フォームの生成
それぞれの機能について見ていきましょう。
1.顧客情報の管理・検索・分析
クラウド型顧客管理システムは、顧客の属性や購入履歴といったさまざまな情報を、1つのデータベースで一元管理できます。
検索機能もあるため、必要な情報をすぐに参照できるのもポイントです。
また、「自社の商品がどの属性の顧客から支持されているのか」「受注に至らない顧客の特徴は何か」など、さまざまな観点から顧客情報を分析し、営業活動やマーケティング活動に活かせるでしょう。
2.顧客へのメール配信
クラウド型顧客管理システムの中には、顧客へのメール配信機能を搭載しているものもあります。
一斉送信はもちろん、顧客のセグメントに応じてパーソナライズしたメールを配信できるのが特長です。事前にメールの文面や送信するタイミング、対象顧客などを設定しておくことで、自動でメールを配信してくれます。メールマーケティングを効率化したい方にもおすすめです。
さらに、メールの開封率やURLのクリック率など、メール配信の結果を測定できるツールもあります。
3.問い合わせ管理
クラウド型顧客管理システムは、顧客からの問い合わせ管理も可能です。顧客からの問い合わせ内容や返信内容などを、顧客に紐づけて登録できます。
問い合わせ対応時に、過去のやりとりを閲覧できるため、スムーズなコミュニケーションが実現できるでしょう。
また、問い合わせ対応のステータスも管理できるため、対応漏れや二重対応といったミスを防げるのもメリットです。
4.名刺管理
クラウド型顧客管理システムには、名刺管理機能を備えているものもあります。
なかには、スマートフォンで名刺の写真を撮って取り込むだけで、名刺の情報が自動で登録される便利なサービスも登場しています。情報を入力する手間が省け、名刺管理を効率化できるのが魅力です。
また、名刺情報をデータ化して一元管理できるため、顧客の情報が社内に散在してしまうのを防げるというメリットもあります。
5.フォームの生成
資料請求フォームやセミナー申し込みフォームなど、さまざまなフォームを生成できるクラウド型顧客管理システムもあります。
フォームは、顧客情報を収集するための効果的な手段です。資料請求時やセミナー申し込み時などにフォームに情報を記入してもらうことで、自社の商品やサービスに興味がある層に対して、効率よくアプローチできます。
クラウド型顧客管理システムを導入するメリット
クラウド型顧客管理システムを導入するメリットは、以下のとおりです。
- 低コストかつスピーディーに導入できる
- マルチデバイスに対応している
- 自社でのサーバー構築やメンテナンスが不要
- パソコンが故障してもデータが消えない
それぞれのメリットについて解説します。
低コストかつスピーディーに導入できる
クラウド型顧客管理システムは、低コストかつスピーディーに導入できるのがポイントです。
クラウド型顧客管理システムの中には、初期費用無料で導入できるものもあります。高額な初期費用がかかるオンプレミス型に比べると、気軽に導入できるでしょう。
また、自社でサーバーを構築する必要がないため、サーバー構築にかかる費用や手間も必要ありません。システムを導入してすぐに利用を開始できる、スピーディーさも魅力です。
マルチデバイスに対応している
クラウド型顧客管理システムは、マルチデバイスに対応しているのも大きなメリットです。
インターネット上でシステムを利用できるため、ログインすればスマフォンやタブレットからでも利用できます。
インターネット通信環境があれば、いつでもどこでもシステムを利用できるため、出張先でもシステムを活用できるでしょう。
また、複数人にリアルタイムでデータを共有でき、同時編集も可能なため利便性が高いです。
自社でのサーバー構築やメンテナンスが不要
クラウド型顧客管理システムは、自社でサーバーを構築することなく、システムを利用できます。外部のデータセンターを利用できるため、自社で頻繁にバックアップをとる必要もありません。
また、システムに不具合が生じた際の復旧対応や新規機能の追加なども、システムを提供している業者に任せられます。
サーバー構築やメンテナンスが不要であるため、気軽に導入できるでしょう。
パソコンが故障してもデータが消えない
クラウド型顧客管理システムなら、データが消えてしまうリスクを防げるのもメリットです。
オンプレミス型の場合、自社のサーバーにデータが記録されます。仮にパソコンやサーバーが故障してしまった場合、データが壊れたり消えたりする可能性は否定できません。
一方、クラウド型顧客管理システムなら、インターネット上にデータがバックアップ付きで記録されます。データが紛失するリスクを抑えられるため安心です。
クラウド型顧客管理システムを導入する際の注意点
一方、クラウド型顧客管理システムを導入する際は、以下の点に注意が必要です。
- ランニングコストが発生する
- アカウント数が多いと高額になる
- カスタマイズが難しい可能性がある
- 業務フローの見直しや研修が必要
それぞれの注意点について見ていきましょう。
ランニングコストが発生する
クラウド型顧客管理システムは、導入コストが安い代わりに月額料金が発生します。
月額料金は、アカウント数や機能数などに応じて異なります。初期費用の安さだけを考えてシステムを選ぶと、月額料金で予算をオーバーしてしまう可能性もあるため注意が必要です。
ただし、オンプレミス型と異なり、システムやサーバーなどの保守管理を自社で行う必要がありません。そのため、社内環境の整備や保守などにかかる費用も考慮すると、オンプレミス型よりランニングコストが安くなる場合があります。
アカウント数が多いと高額になる
会社の規模によって、高額な利用料が発生する可能性がある点も見逃せません。
クラウド型顧客管理システムは、アカウント数によって料金が変動する、従量課金制であるケースが多いです。会社の規模が大きく、多くの社員が利用する場合は、その分高額な利用料が発生する可能性があります。オンプレミス型よりも高くつくこともあるため、コストの安さを理由にクラウド型を選ぶ場合は注意が必要です。
事前に見積もりを依頼し、導入効果に見合ったコストであるかを確認しましょう。
カスタマイズが難しい可能性がある
クラウド型顧客管理システムは、カスタマイズの自由度が低い点に注意が必要です。
多くのシステムが、どの企業にも使いやすいよう工夫されて設計されています。自社の業種や業務フローが特殊である場合は、使いにくさを感じることもあるでしょう。また、既存システムや外部サービスと連携できず、かえって業務効率が低下してしまう場合もあります。
クラウド型顧客管理システムを選ぶ際は、機能拡張や外部サービスとの連携がどこまで可能かをチェックすることが大切です。
業務フローの見直しや研修が必要
オンプレミス型も同様ですが、新たに顧客管理システムを導入する場合は、業務フローの見直しや使い方に関する研修が必要です。そのため、導入初期は一部の部署に負担がかかる場合があります。
システムを利用することを前提に業務フローを見直し、適宜変更する必要があります。また、現場社員がシステムを使いこなせるよう、研修や説明会を実施することも欠かせません。
システムを定着させるためには、時間やコストがかかることを予め理解しておきましょう。
クラウド型顧客管理システムを導入するステップ
クラウド型顧客管理システムは、以下のステップで導入しましょう。
- 1. 導入目的を明確化する
- 2. クラウド型顧客管理システムの情報を収集する
- 3. 使い勝手を確認する
- 4. 運用のルールや体制を決める
- 5. 自社に合う形にカスタマイズする
システムを導入するうえで、目的の明確化は欠かせません。目的がはっきりしていなければ、適切なシステムを選ぶのは難しいでしょう。また、導入すること自体がゴールになってしまい、その後使いこなせずに終わってしまう、というケースもあります。
システムをなぜ導入したいのか、導入によりどのような効果を期待するのかを明らかにしましょう。
また、導入後の混乱やトラブルを防げるよう、導入前に運用のルールや体制を決めておくことも大切です。特に、システム管理者や顧客データの管理者、システムを現場に定着させる取り組みの担当者については、事前に決めておきましょう。
クラウド型顧客管理システムの6つのチェックポイント
自社に合ったクラウド型顧客管理システムを選ぶ際は、以下の6つのポイントをチェックしてみましょう。
- 使い勝手がよく見やすい画面デザインか
- コストは適切か
- セキュリティ対策に問題はないか
- 自社の課題を解決してくれるか
- モバイルに対応しているか
- ほかのサービスと連携できるか
ここでは、それぞれのポイントについて解説します。
1.使い勝手がよく見やすい画面デザインか
1つ目は、使い勝手がよく見やすい画面デザインかどうかです。
クラウド型顧客管理システムは、導入して終わりではありません。実際に使い続けられるかが重要です。そのためには、現場社員にとって使い勝手がよいものや、画面デザインが見やすいものを選ぶ必要があります。
無料トライアルを実施しているシステムも多いです。導入前に使い勝手やデザインをよく確認しましょう。
2.コストは適切か
2つ目は、コストが適切であるかです。
システムを使い続けるためには、無理なく支払い続けられる価格設定のシステムを選ぶ必要があります。
また、効果に見合ったコストであるかも重要です。安さのみを重視してシステムを選んだ結果、自社に必要な機能が不足していた、というケースも考えられます。十分な費用対効果が期待できるかどうかを重視して、システムを選びましょう。
3.セキュリティ対策に問題はないか
3つ目は、セキュリティ対策に問題がないかです。
顧客管理システムには、顧客の個人情報が記録されます。クラウド型の場合は、重要な情報をインターネット上で扱うことになるため、セキュリティ対策が欠かせません。
トラブル発生時のサポートがしっかりしていたり、運営企業がプライバシーマークを取得していたりするシステムを選びましょう。
4.自社の課題を解決してくれるか
4つ目は、自社の課題を解決してくれるかどうかです。当然ですが、自社が抱える課題を解決してくれる機能を備えたシステムを導入する必要があります。
導入目的に合ったシステムを選ぶためには、システムによって何を解決したいのか、どのような機能が必要なのかを洗い出しましょう。
機能は多ければよいというわけではありません。機能が多いと、操作が複雑になり、使いにくくなってしまいます。自社の課題やニーズを明らかにし、それらを満たしてくれるシステムを選定することが大切です。
5.モバイルに対応しているか
5つ目は、モバイルに対応しているかです。
スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末に対応しているシステムなら、場所を問わず顧客情報を確認できます。商談前に顧客情報を確認したり、出張先で案件情報を更新したりと、活用の幅が広がるでしょう。
顧客管理システムは営業担当者が利用するケースが多いため、モバイルへの対応状況も忘れずにチェックしてください。
6.ほかのサービスと連携できるか
6つ目は、ほかのサービスやシステムとの連携可能性です。
既存の営業支援ツールやメールシステム、マーケティングツールなどと連携できれば、情報を一元管理できるため、業務効率や業務品質のさらなる向上が期待できます。
すでに登録している顧客情報をそのまま顧客管理システムに反映できれば、情報入力の手間が省け、スムーズにシステムを使い始められるでしょう。
クラウド型顧客管理システムの活用方法
最後に、クラウド型顧客管理システムをさらに活用する方法として、以下の3つを紹介します。
- One to Oneマーケティング
- SFAツールとの組み合わせ
- チャットボットとの組み合わせ
システムを導入する効果を発揮できるよう、プラスアルファの活用方法を理解しましょう。
One to Oneマーケティング
クラウド型顧客管理システムなら、One to Oneマーケティングを実現できます。
One to Oneマーケティングとは、顧客一人ひとりに合わせてマーケティングを行うことです。
顧客管理システムは、顧客のさまざまな情報を収集・管理できるシステムです。顧客の購入履歴や商談履歴といった情報を分析し、それに応じてマーケティング手法を考えることで、One to Oneマーケティングが実現します。
SFAツールとの組み合わせ
クラウド型顧客管理システムは、営業支援ツールであるSFAツールと組み合わせて使うのがおすすめです。
SFAツールは、営業活動に関するさまざまな情報を管理できるシステムです。
顧客管理システムとSFAツールを連携させることで、顧客管理システムの情報から顧客ごとの受注確度を割り出し、SFAツールを使って営業プロセスを効率化する、という使い方ができます。
チャットボットとの組み合わせ
クラウド型顧客管理システムとチャットボットを組み合わせて使うのも効果的です。
顧客管理システムとチャットボットを連携させることで、顧客の基本情報だけでなく、過去のやりとりの履歴も一元管理できます。
たとえば、顧客とのチャット中に顧客の詳細な情報を表示させ、情報を確認しながらコミュニケーションをとる、という使い方も可能です。
必要な情報をすぐに確認できるため、顧客対応のスピードや品質が向上し、顧客満足度アップにもつながるでしょう。
まとめ
クラウド型の顧客管理システムは、インターネット環境があればいつでもどこでも利用できる顧客管理システムです。オンプレミス型に比べて、導入ハードルが低いのが魅力です。
クラウド型の顧客管理システムには多くの種類があります。導入目的を明らかにしたうえで、機能や使い勝手、ほかのサービスとの連携可能性などをチェックし、使いやすいシステムを選びましょう。
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記事執筆者情報
楽テルコラム編集部
リスティング広告やFacebook広告の運用、プロダクトサイトのSEOなど、広くWEB施策に携わっています。前職では、世界トップクラスのシェアを誇るCRMシステムの導入支援を通して、様々な企業の業務改善に尽力していました。
楽テルのコラムではコールセンターやインサイドセールスにおける業務効率化・顧客満足度向上などの例をご紹介していきます!
好きな料理は「スパイスカレー」です。